カテゴリー: 作品

  • 産土の土地

    色取り取り蝶舞う社の木彫り鶴 苔むす段に見合わせずとも いろとりどり ちょうまうやしろのきぼりづる こけむすだんに みあわせずとも / 一生 “202305051130”きぼういずる、本殿の見えぬ […]

  • 鳥の鳴く間に耳すませば

    靜けさや 聲の止む閒に聞こえずも 聞かんと欲す心ぞここに しずけさや こえのやむまに きこえずも きかんとほっす こころぞここに / 一生 “20230409”聞こう聞こうとする度に、鳴き止む そ […]

  • 俳句 – 百花一様

    揃いて咲く色一色の華やかさ “20230403”名も知らぬけど、群生する野草の花が一斉に咲いているのを見て、歌を詠む。

  • 和歌 – 日月の向き合う空の色

    昼の月紛れる雲のなき空に山に隠れて更に浮く白 ひるのつき まぎれるくものなきそらに やまにかくれてさらにうくしろ / 一生 “20230403”

  • 和歌 – 盛櫻落茎

    盛ん咲く 櫻の束の華落ちて 撓わ成る實の 撓むを見ずとも さかんさく さくらのたばのはなおちて たわわなるみの たわむをみずとも / 一生 “20230401”朔日詣のお社にて 束の花弁の落ちてい […]